先日,最初にバルコニードア問題を報告してから約1年後にやっとのことスウェーデンハウスにメンテナンスしてもらい,隙間はなくなったと思われましたが...
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本日昼間に久しぶりに見てみるとうっすら外の光が見えている.
元に戻っているやん.
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全然ダメやん.いや,でも待て待て早まるな.
光がうっすら見えてはいるが実はその隙間から外の冷たい風は入ってきてはいないんじゃないかとスウェーデンハウスに変な希望を抱くわたし.
そこで念の為,手を当ててみるとスースー冷たい風を感じる.はい,それはそうですよねと納得.
でもこの手に感じる冷気さえもわたしの気にしすぎによる勘違いという説もなくはない.
わかりました.もうこうなったら計測しましょう.
FLIR ONE
バルコニードアの隙間から外の冷気が部屋に入ってきているのかきていないのか.
これをはっきりさせるため今回用いたのがサーモグラフィーです.
サーモグラフィというとテレビなどで見たことがある人もいると思いますし,今や空港やモールなどで発熱している人を見つけるために結構使用されていますね.
熱を色のグラデーションで表示してくれるあのわかりやすいやつです.
そんなサーモグラフィカメラですが一般人には到底買えるものではないとお思いの方が多いのはないでしょうか.
そんなことはないのです.
このFLIR ONEというサーモグラフィカメラはスマホに取り付けて使用することができる小型・高精度のサーモグラフィカメラとなります.
今回これでバルコニードアの隙間を調べちゃいます.
使い方は至って簡単.iphoneの充電コードを挿す穴に取り付けるだけ.
FLIR ONEの外観はこんな感じ.
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iphoneに取り付けたら専用アプリを起動し,後は普通のカメラのように使用することができます.
部屋の入り口ドア
こちらがこの時の室温になります.
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いつも通り,わたしが好む環境ですね.
この状態でまずは部屋と廊下をつなぐ入り口ドアを撮影してみます.
通常のカメラで撮ったものがこちら.
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これをサーモグラフィであるFLIR ONEで撮影すると
![](https://sagaminokento.com/wp-content/uploads/2022/01/F71DC501-8B82-4E50-93B8-65F6AB2E0145.jpeg)
FLIR ONEの良いところは狙ったところの温度も計測できることです.
こちらの写真ではドアの中央を狙って温度計測を行い,表面温度は21.7度となりました.
室温が23度であることを考えると信頼性は高そうです.
天井に取り付けられた空気供給口
スウェーデンハウスは各部屋に外気を供給する空気供給口があります.
外気と内気で熱交換を行なっているため外気がそのままの温度で入ってくるわけではなく多少熱を与えられてから各部屋に供給されます.
とは言ってもこの空気は十分冷たいはず.この空気供給口を調べてみましょう.
普通のカメラではこちら.
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これをサーモグラフィであるFLIR ONEで撮影すると
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確かに色が青っぽくなっていて,冷たい空気が入ってきていることがわかります.
その温度は18度.この時外気温は約8度でしたので意外な結果.
もっと冷たい空気が流入していると思っていました.熱交換恐るべし.
バルコニードア
それでは本命のバルコニードアいってみましょう.
普通のカメラで撮ったものがこちら.
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一見,隙間なんてなさそうですが.サーモグラフィであるFLIR ONEで撮影すると
![](https://sagaminokento.com/wp-content/uploads/2022/01/B6A85E9D-3524-4F66-BF08-6E0E2B3D4BD7.jpeg)
んんんんんんん??????
隙間の辺りがブラックホールのように.こわい.
そこで勇気を出してブラックホールの温度を計測すると.
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13.2度.はい,やはり外気入ってきてますね.天井の供給口より低い温度.
あーやっぱりなという感じです.
この隙間問題解決する日はくるのでしょうか.
今回使ったサーモグラフィはこちらです.若干お値段しますが,皆様のお家でも隙間の調査や空調関係が本当に稼働しているかなど色々と使えますのでおすすめです.