相模原にスウェーデンハウスを建てたわたし.
住宅展示場から始まり,建売,新築マンション,中小メーカーさんを見て
住宅展示場に戻ってきました.
前回ではヘーベルハウスの検討について描きました.
今回はヘーベルハウスの次に時間を費やした一条工務店を一旦飛ばして先に④三井ホームについて.
④三井ホーム
住宅展示場を巡る前は三井ホームはほぼノーマークでした.
もちろん三井の名前は知っていますがどんな家を建てているのか?
どんな特徴があるのか?については全く知りませんでした.
ミッキーグッズ
展示場の前にミッキーグッズが並べられていて,それに子供が釣られます.
どこのハウスメーカーもそうですが,おもちゃで子供を釣るのが一番簡単です.
そういえばスウェーデンハウスはおもちゃで子供を釣るようなことは一切なかったです.
ということでミッキーグッズで簡単に釣られ,家族ともども三井ホームにご入場.
性能
お話しを聞くと,わたしのイメージに近いのです.
構造はモノコック構造.要はツーバイフォー.壁で家を支える木造です.
そのため耐震性能が高い.
ちょうどこの頃,木造+モノコック構造という組み合わせがわたしには理想的な組み合わせのように思えてきた頃でした.
なぜそう思ったのかはまた別途描きたいと思います.
しかもその壁の中には断熱材がぎっちり詰まっていて断熱性が高く,そのためロフトも年中快適とのこと.
うーん,これは良いなと.外観も内装もおしゃれ.
さらに外観のデザインは建築士がスケッチをしながら進めるということでそのラフなスケッチ例も見せてくれました.
はっきり言って素敵なんですよ.このときかなり気持ち傾いていました.
全館空調
そして三井ホームの目玉の一つは全館空調.展示場ももちろん全館空調が採用されていてとても快適.
全館空調憧れてたんです.
全館空調はひとつのシステムで家全体をほぼ同じ温度にしてくれる仕組み.
24時間稼働ですが高断熱・高気密の家であればランニングコストも安く,家計にも優しい.
しかも三井ホームの全館空調システムは冷暖房の他に加湿,除湿,空気清浄も可能な神システム.
「うちの家,全館空調なんだよ」って言ってみたい.かっこいい.まさに憧れでした.
ですがまったく疑問,不安がなかった訳ではありません.
あたまの片隅にあった疑問,不安.(当時は欲しい気持ちのほうが完全に勝っていてこれらの疑問は頭の片隅の片隅に追いやられていましたが)
本当に家全体が同じ温度で良いのか.
家全体が同じ温度なのは快適に決まっています.ですが,家全体が同じ温度にしかならないというのはそれはそれで問題だと思うのです.
わたし一人で住むなら良いのですが,家族で住むわけです.これから新しい家族としてわんちゃんがくるかも知れません.たくさん植物を育てるかも知れません.
なにが言いたいかというと,大人と子供,男性と女性,人間と犬,それぞれ快適な温度,湿度は違うわけです.
わたしはオフィスでその現実を嫌というほど見ました.冷房,暖房問題です.揉めるんです.
なので本当の本当に家全体を一つのシステムで温度管理していいものかと.
メンテナンス
もちろんどんなシステムもメンテナンスが必要でメンテナンスフリーなんてものはないのです.
それはわかっていますが,そのメンテナンスにも程度(費用)があります.
全館空調システムのメンテナンスってどんなもんだろうと.
営業の方に聞くと毎年2万円程度(すみません,ちゃんとした金額は忘れました)の点検・管理費用がかかるとのことでした.
これは確かに痛いが目ん玉を剥くほどのものではないかと.
もう1点気になったことですが,加湿,除湿です.
冬場の乾燥は嫌ですから,これまでほんと色んな加湿器試してきました.
どの加湿器も一番の問題はお手入れですよね.塩素成分が白くなってこびりついたり,赤カビが発生したり.
加湿する機械って清潔に保つのがほんとに難しいなと日々感じていたわけです.
その行為を家に組み込んだおおきなシステムでやっていいのかと.ほんとに清潔を保てるのかと.
これはかなり気になりました.そしてそれに対しての明確な答えは得られなかったと記憶しています.
電気代
断熱性・気密性が高いので全館空調にしても電気代はあまりかからないと営業の方はおっしゃっていました.
実際どのくらいなのですか?と聞くと,建坪30坪くらいのおうちだと電気代は2万円ちょっとですと.
んんんん?電気代すべてですか?と聞くと,いや全館空調システムの電気代です.と.
はい,解散.
さすがに空調の電気代だけで毎月2万円越えはないかなと.先に挙げたそのほかの疑問もあり,ここで三井ホームさんの検討は終了しました.