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自動車運転時の人体振動計測

車を購入するとき重視する基準として

・燃費

・価格

・デザイン

・サイズ

などがありますがメーカーはNV性能も付加価値として重要視しています.

NVとはNoise and Vibration の略で

騒音と振動のことです.

より静かに,よりスムーズに

するため,エンジン,駆動系,ボディ,シャシー,タイヤ

すべての部品において緻密に設計しています.

振動.騒音が少ないとそれだけで疲労感がぐっと下がり,

事故防止にもつながるわけです.

一方,最近人気のバンタイプの車両.

キャンプ道具をたくさん積めたり,ロードバイクの縦積み,ロングボードをそのまま入れられたりと

アクティブな方たちに大変人気です.

トヨタのハイエース,日産のキャラバン,

軽のエブリイ,アトレー,バモスなどですね.

しかしこういった車はタイヤの上もしくは近くに座席があるため,振動騒音は不利となります.

特にハイエースはある程度積載した条件で足回りをセッティングしているため

空荷だとポンポン跳ね,内臓が揺さぶられるような感覚もあるようです.

ではハイエースはセダンに比べてどのくらい揺れるのか?

Youtubeを見るとたくさんレビューありますが,

結局は個人の感想であり,実際のところ良くわかりません.

そこで実際に運転したとき,人体にどれくらい振動が作用するのか

計測していくことにしました.

計測システム

計測システムは6軸センサー(3軸加速度,3軸ジャイロ)

を内蔵した腕時計型のシステムを用います.

振動の評価には3軸の加速度の合成値を用います.

計測方法

左腕に装着し,あとは普通に運転するだけです.

車両の揺れ,ステアリングから伝わる揺れ

そういったカラダに作用する振動を計測します.

これから車種を変えて計測を行っていきますが

走行するコースは

毎回同じ,約26km,1時間強のコースとなります.

これからすこしづつ車種ごとに計測して,順次結果を公開していきます.