住宅展示場から始まり,建売,新築マンション,中小メーカーさんを見て
住宅展示場に戻ってきました.
前回ではヘーベルハウスの検討について描きました.
今回はヘーベルハウスの次に時間を費やした②一条工務店について.
一条工務店
住宅展示場を訪れる前,全く無知だったわたしは「一条工務店」と聞くと,
勝手に地場の工務店なのかなと勘違い.
ふらっと寄ってみて営業さんの説明を聞くとどんどん気になっていきました.
わたしが主に聞いたのはismartという商品.
https://www.ichijo.co.jp/lineup/i-smart/
一条工務店は高気密高断熱を前面に推していて「家は,性能」というキャッチフレーズを使ってますね.
高気密高断熱はもう外せないという気持ちになっていましたし,このコンセプトがわたしたちに刺さりました.
主な売りは
・全室床暖房
・窓がトリプルガラス
・ハイドロテクトタイル
あたりかと思います.
体験
何回か営業さんと話をすると,一条工務店のおうちの性能を体験できる場所に連れて行かれました.
そこではエアコンでギンギンに冷やしたお部屋で床暖房の暖かさを体験できたり,制振装置についてその効果を見ることができたりと
わたしにとってもはやアミューズメントパーク.描いててまた行きたくなってきました.
高気密高断熱+全室床暖房は確かにとても相性が良さそうで,実際とても快適でした.
価格
価格については坪7●万円で値引きは一切しないとのことでした.
(すみません,●の部分は記憶が怪しく)
値引きは一切なしというのはわたしとしては好感が持てました.
車を買うときもそうですが,値引きというのは上手な人には良いのかもしれませんが,
苦手な人にとってはただただモヤモヤするだけのものです.
さらに言うと,上手(最大限)に値引きが出来たと思っていても大体そう思わされているだけです.
車買うとき,営業さんが
「この値引き限界超えてるんで店長と相談してきます!」
とかありますが,あれ実際ただの茶番ですもんね.あれ多分,裏に行って店長に,
「もうそろそろハンコいけますわwww」
とか言ってるんですよ(ごめんなさい,ただの想像です)
そういうのがほんとにめんどくさいので値引き一切なしというのはスッキリしてて良いなと.
ほとんど契約寸前まで
そんなこんなで一条さんにかなり傾いている頃,自分たちが探しているエリアに宅地が出たのです.
場所,立地はほぼ理想どおり.大通りから一本奥で,南側に道路挟んで公園,数軒隣は老人ホームで静かな雰囲気.
ここがイイ!と思い,不動産屋さんに相談するとなんとこちらは「建築条件付き宅地」
「建築条件付き宅地」とは建てるハウスメーカーが既に決まっている宅地なのです.
その頃,建てるなら一条かスウェーデンハウスが良いと考えてたのでこれはショック.
「建築条件付き宅地」,厄介です.
ですが友人がこの建築条件を外して好きなメーカーで建てたという話を耳にしていたのでダメもとで一条とスウェーデンハウスの営業さんに連絡.
わたし「条件に合う土地が見つかったのですが,建築条件がついています.これどうにかなりませんか」
とそれぞれの営業さんに言うと両者とも時間をください.とのこと.
数日後
一条の営業さん「プラス150万で外せます!」
スウェーデンハウスの営業さん「すみません,外せませんでした」
とくっきり明暗が別れました.
よくよく話を聞くと建築条件が付いていた会社と一条さんが繋がりがあったため,+150万で外せるとのことでした.
うーん,+150万円は確かに痛いがほぼ希望通りの立地に一条さんで家を建てられると思うと,まぁいいんじゃないかと.
この辺りから契約を前提として話が進みます.
契約に至らなかった理由
結構話が進みましたが,結局一条さんとは契約に至りませんでした.
その主な理由は二つありました.
全室床暖房
その一つ目はポカポカした暖かさが気に入っていた全室床暖房.
春の陽気のようなポカポカさでほんと快適.とても良いなぁと思っていました.
ですが,床暖房は室温の調節が難しいのではないかと.
ここでの調整というのはこまめな微調整ですね.
例えば室温を1度上げたいとか下げたいとか床暖房ではなかなか難しい.
あとどうしても気になっていたのが,あれだけ高気密高断熱を謳っているのになぜ床暖房なのかと.
高気密高断熱であれば床暖房など不要でエアコンだけで快適に過ごせるはずなんじゃないかと.
一条さんの話を聞くと
高気密高断熱+全室床暖房はとても良いものだと思うのですが
一旦家に帰って考えると
高気密高断熱+全室床暖房という組み合わせに違和感を感じるのです.
自由度
どちらかというと契約に至らなかった理由としてはこちらの方が大きいのですが,
自由度がとても低いのです.
例えば奥様が,玄関収納の入り口をアーチ型にしたい.
という要望を出したのですが,これすんなり出来ないのです.
一条さんは工場で材料をカットしてくるため,そういう要望に臨機応変に対応できないとのこと.
なので営業さんの回答は「できないことはないが金額がかなりかかると思う」でした.
うーん,そういった要望が多くあるわけではないが,基本できない(できたとしても金額がかなりかかる)
ということがわかり,すっかり萎えてしまったのです.
ちなみにスウェーデンハウスでは大工さんが建てるため,そういったことには簡単に対応してくれます.
こちらがその玄関収納入り口のアーチ.
そのほかにも建てている途中に大工さんに「ここにアーチのニッチが欲しいんですけどもう無理ですよね....」
とか言ったらすぐ作ってくれました.それについてはまた今度描きます.
ということで一条さんも候補から外れ,スウェーデンハウスで建てることに気持ちが固まっていきました.